引越しで保険会社の手続き方法から必要なものを分かりやすく解説

引越しで保険会社の手続き方法から必要なものを分かりやすく解説

民間保険の引越し手続き

民間保険の場合は、住所変更を行っていないと、万一の場合に保険が下りないケースがある為、手続きは迅速に行いましょう。

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火災保険の住所変更

 

 

火災保険の場合は、引越し前に加入している保険会社に引越し先住所の連絡を入れて下さい。

 

保険会社は、引越し先の建物を航空画像やストリートビューを使い確認します。

 

その際に、建物の種類(木造や鉄筋など)を判別し、保険料を再計算しますので、一旦現在の保険は解約となります。

 

仮に、賃貸から賃貸の場合でも、建物の種類や構造(M構造やT構造)でも保険料が変わってきますし、管理会社が指定する保険会社のみの選択しか出来ないケースもあるので注意をして下さい。

 

もちろん、賃貸から一軒家へ、もしくはその逆への引越しの場合も、同じ保険は引き継げず、一旦解約して新たに加入する必要があります。

 

同様に、一軒家から一軒家でも、広さや建物の価値で保険料は変わりますので、住所変更手続きと併せて保険料の確認はしっかりと行うようにしましょう。

 

火災保険の手続き方法は、

  • ウェブより住所の変更を行う
  • 加入している保険会社に連絡を入れ対面もしくは郵送での手続き

のどちらかになります。

 

自動車保険の住所変更

自動車保険の引越し手続き

自動車の保険も引越し時には、保険会社への通知義務がある他、支払い通知が届かず更新切れで保険料が支払われないこともあり得ます。

 

つい支払いを忘れもしくは滞り、無保険期間が続くと今までの等級を引き継げず、6等級にまで下がる可能性もあります。

 

また、引越しによって家族構成が変わり、運転者の限定範囲や、転勤によって使用の目的が変わった場合は正確に伝える必要があります。

 

自動車保険の住所変更手続きは、契約者本人限定となっており

  • 保険会社に電話で連絡を入れて対面での手続き
  • 損保会社に直接電話を入れて住所変更手続きをする

つまり、加入している保険会社に連絡するよりも、損保会社に直接連絡した方が手続きが早く終わります。

保険会社だと対面での手続きが必要になり面倒ですが、損保会社なら電話だけで住所変更手続きが行えます。

(自動車保険の場合は、保険会社は損保会社の代理店に過ぎません。)

 

生命保険の住所変更

火災保険の引越し手続き

 

生命保険も住所が変わったら保険会社に連絡を入れる必要があります。

仮に支払いの連絡が取れず、引き落としが出来ず、支払いが遅れて保険料が滞納になれば解約となり肝心な時に保険が下りません。

その他、確定申告に必要な控除証明書も引越し先に届きませんので、迅速に手続きを行いましょう。

生命保険の手続きは、

  • 郵送
  • 対面(face to face)

のどちらかとなり、手続きが厳しくなってきており電話での住所変更は行えません。

また、生命保険の変更時に必要なものは、

  • 保険証券
  • 本人確認書類(運転免許証)
  • 印鑑

その他、マイナンバーカードが必要になる保険会社も増えてきています。

 

まとめ

以上をまとめますと、

  • 火災保険は引越し前に保険会社に引越し先を伝え保険料を再計算してもらう
  • 自動車保険と生命保険は引越し後に出来るだけ早く伝える

ということだけ行っておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

引越し準備は何から始める?何日前から?当日間に合わないとなる前に

引越し準備何から始める?

 

引越し準備ははじめてだと何から始めるのかイメージも沸きませんね。

やるべきことを掲載していますので一度ご参考下さい。

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引越し日1か月前からやること

引越しは、単身者でも荷物量が多いと1か月前からやる事が多く出てきます。

当日になって梱包等が間に合わないと追加料金になるので、出来るだけ早めに行動して下さい。

 

不用品の整理整頓

引越しで一番重要な事として、まずやるべきことは不用品を決めていく事です。

なぜなら、引越し業者を呼ぶ前に持っていく荷物と処分する荷物を決めないと、スタッフも見積もりが正確に出せません。

ですので、使わない家具や家電類、衣類や食器等の不用品をある程度あぶりだしてください。

 

引越し業者の見積もり

不用品が決まってから、引越し業者を呼びます。

荷物量が少ないことで引越し料金が安くなるので、出来るだけ分かりやすく整理整頓をしておきましょう。

また、見積もりは、電話やネットだけでなく、訪問見積もりが基本です。

面倒だからと訪問見積もりをしないと、当日に荷物が増えた、トラックに載りきらないというトラブルが起こります。

1社あたり、30分から45分程度で終わるので、大手と中小を3,4社程度混ぜて、料金とサービス内容を比較して下さい。

 

梱包資材の準備

梱包資材は無料の業者も多いですが、基本的には引越し料金に含まれています。

必要な資材は、

  • ダンボール(1名につき15枚~20枚)
  • ガムテープ
  • 布団袋や圧縮袋
  • ボールペン
  • ゴミ袋
  • エアパッキン

等です。

また、資材は契約時に無料になるだけなので、決定する前に資材をもらってしまうと返品や買取が必要になる為注意して下さい。

余裕があったら、使わない荷物から少しずつでも梱包を始めていきましょう。

引越し2週間前までにやること

2週間前までには、ある程度の荷造り作業を済ませておくことが肝心です。

荷物の梱包

使っていないシーズン外の衣類や靴類、本や食器類を少しずつでも梱包していきましょう。

詰めた荷物には、

  • どこの部屋か、
  • 何が入っているか、
  • 紛失を防ぐため番号

をマジックで分かりやすく書くことが大切です。

また、仮に段ボールが足りなくなった場合は、業者でももらえますが、配達に時間がかかる事もあるので、ドラッグストアやスーパー、コンビニでもらうのもお勧めです。

 

市役所での手続き

現在の住所とは異なる市区町村へ引っ越す場合には、転出届の提出が必要です。

引越し日の14日前から提出が可能なので、忘れずに手続きを行ってください。

提出後にもらう転出証明書は引越し先で必要になりますので大切に保管しておきましょう。

 

ライフラインの解約もしくは住所変更

ライフラインは、

  • 水道
  • 電気
  • ガス

です。引越し先でも同会社をご利用になる場合は、住所変更手続きを行ってください。

異なる会社を利用する場合は解約を行って、新会社へ引越し日と住所を伝えて契約を済ませておきましょう。

 

インターネットの解約もしくは住所変更

インターネットもライフラインと同様に、解約または住所変更の手続きのどちらかで完了します。

もし、現在ADSLをお使いの方は、すでに新規受付は終了していますので、引越し先で使うことは出来ません。

違う回線を使う選択肢として、

  • 光回線
  • ポケットwifi
  • CATV

のどれかがお勧めです。

光回線が速度も速く通信が安定するのでお勧めですが、引越し先に光回線が通っていない場合は、工事が必要になります。

工事は予約制となっており、引越し繁忙期だと1か月以上待ちが通例となる為、早めの予約が必要です。

 

火災保険の解約もしくは住所変更

火災保険は、引越し後ではなく、引越し前に手続きを行う必要があります。

引越し先の構造や種類で料金が再計算されますので、現在の保険会社に、新住所をお伝え下さい。

手続きは一度解約となり、引越し日に再契約となる流れになります。

物件が異なると万一の際に保険が下りませんので、忘れずに手続きを行いましょう。

 

引越し前日までにやること

前日までには、上であげた項目は全て行っておく必要があります。前日には簡単な作業のみで終わるようにしておきましょう。

良く使う荷物の荷造り

  • 必要最低限の食器類や、
  • 着替え、
  • ティッシュやトイレットペーパー、
  • 掃除用品

以外は全て荷造りを行ってしまいましょう。

 

洗濯機と冷蔵庫の水抜き作業

洗濯機の水抜きは、

  1. 給水栓を留めて、給水ホースを外す
  2. 脱水ボタンを押して1分ほど回す
  3. 排水ホースを外して、洗濯機内部の水をタオルで拭き取る
  4. 外したホースをまとめて段ボールに入れるか、洗濯機の内部にしまう。

冷蔵庫の水抜きは、

  1. 食材は全てクーラーボックスに移すか、食べきる
  2. 電源をコンセントから抜く。
  3. 製氷機の氷は廃棄し、蒸発皿の水は捨てる
  4. 霜取り機能が付いていない単身冷蔵庫は、ドアを開けておき自然解凍させる
  5. 内部の水分をタオルで拭き取る

洗濯機も冷蔵庫も水抜きを行っておかないと、当日荷物を汚すなどのトラブルが起きますし、業者も運んでくれませんので必ず当日までに行っておきましょう。

 

家電の梱包作業

冷蔵庫やテレビ、エアコン等の大型家電は当日に業者が梱包を行いますのでそのままにしておきます。

段ボールに入る電子レンジやドライヤー等は、段ボールに入れて梱包をしておきましょう。

 

ご近所への挨拶回り

今までお世話になったご近所さんへの挨拶回りは欠かせません。

引越し当日、トラックを留めたり騒音が出る場合もあるので、簡単な挨拶だけでもしておきましょう。

 

カーテンのサイズ測り

引越し当日、新居先にカーテンが無いと夜、電気を付けた時家の中が丸見えになってしまいます。

ですので、当日までに新居先のカーテンサイズを計って注文し、当日までには持って行けるようにしておいて下さい。

 

引越し当日にやること

当日は特にやる事はありませんが、何かとバタバタしますので事前にやる事を把握しておきましょう。

 

荷物の確認と簡単な掃除

荷物の忘れ物が無いかの最終チェックをして下さい。

特に忘れやすいのが、

  • 押し入れの中
  • キッチン下の収納
  • 物置や倉庫内

また、タンスや家電等を動かした後はほこりが溜まっていますので、簡単な掃除が出来るように

  • ほうきとちり取り
  • 雑巾とバケツ

は最後まで梱包せずに持参するようにして下さい。

 

鍵の返却

賃貸の場合は、最終的に大家さんが確認を行い、鍵を返却し退去完了です。

 

新居先の挨拶回り

新居先の挨拶は当日より前に済ませておきたいところですが、県外等場所が遠い場合には当日に行いましょう。

  • 一軒家は向こう3軒両隣
  • マンションは上下階と両隣

その他、自治会長さんや大家さん等への挨拶も行います。

粗品としては、熨斗に名前を書いてタオルを贈るのが喜ばれます。

 

引越し当日~14日後までにやること

荷物搬入後はクタクタになってしまいますので、ぼちぼちと作業を行っていきましょう。

ガスの開栓立ち合い

ガスの立ち合いは、ガス漏れがないか等のチェックを行わないと利用できませんので、必ず当日行ってください。

利用できないと当日お風呂にすら入れません。

 

市役所での手続き

市役所ではまとめて手続きが行えるので、必要な書類をすべて持っていきましょう。

  • 転居届(同一市区内での引越し)
  • 転入届(同一市区外での引越し、転出証明書が必要)
  • マイナンバカードの住所変更(マイナンバーカードが必要)
  • 印鑑登録(登録する印鑑、身分証明書、手数料350円が必要)
  • 飼い犬の住所変更(犬の鑑札
  • 国民健康保険の加入手続き(本人確認書類、転出証明書が必要)

国民年金は、自動で住所変更を行ってくれますので特にやる必要はありません。

また、住民票の異動手続きは引越し当日から14日以内と法律で定められています。

 

車関係の手続き

  • 運転免許証の住所変更(運転免許証、新住所の住民票)
  • 車庫証明を新たに取得(6枚つづりの用紙を警察署でもらい提出、印紙代として2,000円が必要)
  • 車検証の住所変更(管轄する運輸支局で手続き、登録料350円、ナンバープレート代2000円が必要)

車関係は運転免許証は簡単に変更してもらえますが、車庫証明と車検証の住所変更は少しややこしいので行政書士、もしくは車屋さんに一任するのがお勧めです。

最後、に荷解きを普段使うものから少しずつ行っていき引っ越し作業完了です。

 

 

銀行の引越し手続き

引越しで銀行の手続きや住所変更方法を確認!

銀行の引越し手続き

引越しの際の銀行の住所変更は、新たな支店及び他銀行の口座新規開設は転居後でもできます。

 

手続き方法は、

  • 窓口
  • 郵送
  • インターネット

のどれかで届出をすれば手続きは完了します。

窓口での手続き

窓口での手続きの場合は、

  • 本人確認書類
  • 届出印
  • 通帳
  • 新住所を証明する書類(住民票)

が必要です。

窓口にある書類(住所移転届出書)に必要事項を記載して提出すれば、新しい通帳が発行されます。

 

郵送での手続き

郵送での手続きは、

  1. 各銀行のホームページより必要事項を入力
  2. プリンターで記載した書類を印刷
  3. 氏名を自署で書き、届出印を捺印
  4. 新住所が記載された身分証明書をコピーし、上記の書類と一緒に郵送

以上がおおまかな流れですが、プリンターが無い場合は、電話で必要書類を各銀行から郵送してもらうことも可能です。

 

インターネットでの手続き

インターネットバンキングがある銀行がほとんどですので、各ホームページより住所の変更がインターネットで行えます。

ただし、

  • インターネットバンキングへの申し込みが完了していない方
  • 氏名やお届出印を変更したい方
  • 投資信託を行われている方

は、インターネットでは手続きが行えませんので、窓口もしくは郵送での手続きを行いましょう。

 

銀行の住所変更で特筆すべき点

また、特筆すべき点として、

  • 現在の保有している口座で小切手を口座に振り込む方、
  • 海外への送金を行っている方は、

口座がある支店以外の店舗では、同じ銀行でもできません。

 

また、住所変更時に口座のある銀行の支店が近くにない場合は、銀行毎変えてしまったほうが何かと便利です。

 

振替等があると銀行を変えるのは不便ですが、一般的なサービス(預金や出金、定期預金など)を受ける場合だけであれば、他の銀行でも困ることはほとんどありません。

 

よほど専門的なサービスを受ける場合、もしくはそれが必要だと考えられる場合には適切に手続きを済ませておきましょう。

 

役所の引越し手続き

引越しで役所の手続きは何する?一覧をチェック

役所の引越し手続き

役所の手続きは、できれば一度にすべてを済ませられるように、集中してその日に関係課を回ってしまいます。

 

正確な手続きを把握せずに行うと、別の日にまた役所に行かなければならない手間が生じますのでご注意を。

 

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転出届

転出届は、今のお住まいから市区町村外に越す場合に必要な届出です。

引越し予定日の14日前~当日までに手続きを行って下さい。

必要な持ち物は

  • 身分証明書
  • 印鑑

です。

転出届は、手続きする機関に用意されています。

手続き後に転出証明書が発行され、この書類が引越し先で必要になるので大事に保管して下さい。

 

転入届・転居届

まず、転入届は、市区町村外から越してきた場合に必要な届出です。

転居届は、同一市区町村内で引越した場合に必要な届出になります。

どちらも、引越してきた日から14日以内に手続きを行って下さい。

必要な持ちものは、

  • 身分証明書
  • 印鑑
  • 転出証明書(転入届のみ)

になります。

 

印鑑登録

印鑑登録は、旧居先で廃止をし、新居先で新たに登録をし直す必要があります。 持ち物は、

  • 登録した印鑑
  • 印鑑登録証

申請書は役所内にあるので、廃止も登録もそちらの書類での申請が必要です。

※ただし、住所変更と同時に登録が抹消され、抹消手続きが必要ない自治体もある為、事前にご確認下さい。

 

国民健康保険

住所が変わった場合は、世帯主が引越し日から14日以内に届出が必要です。

市区町村外に越す場合は廃止が必要で、市区町村外から越してきた場合も新たに加入し直さなければなりません。

さらに、同市区町村内での引越しの場合も、住所が変わるため届出が必要になります。

 

持ち物は、

  • 印鑑
  • 保険証(廃止する場合と住所が変わる場合)
  • 通帳(新たに加入する場合)

になります。

 

介護保険・後期高齢者医療保険

65歳以上の方は介護保険、75歳以上の方は後期高齢者医療保険の住所変更手続きが必要になります。

持ち物は、

  • 介護保険は介護保険被保険者証
  • 後期高齢者は後期高齢者医療被保険者証

です。

 

マイナンバーカード

マイナンバーカードは新住所の書き換えが必要のため、引越し先の区市役所で提出します。

持ち物は、

  • マイナンバーカード又は住民基本台帳カード
  • 暗証番号

です。

 

国民年金・厚生年金

 

国民年金は、上記の異動届け(転入届や転居届の事です。)を出すことで、自動的に変更されます。

 

厚生年金など会社で社会保険料を支払っている方は、会社にて手続きを行う必要がありますので、勤務先にお尋ねください。

 

中学校や小学校の転校手続き

  1. 今、現在通学中の学校で在学証明書をもらい受けて下さい。
  2. 次に、その在学証明をお持ちになって、新しく引っ越すエリアを管轄する区市役所館内で手続きを行い、就学通知書をもらい受けます。
  3. 最後に、新しく通う学校に在学証明書と就学通知書を届け出て手続き完了です。

 

愛犬の届出

飼い犬がいる場合は、住所の変更届出が必要になります。猫は必要ありません。

 

役所内での手続きは以上です。期間は引越し日までの14日以内と、引越してから14日までとなっているので2週間以内と覚えておきましょう。